National Park Service
アメリカの国立公園とはどのような所か?
私の中では国立公園と総称してしまっていますが形は様々です。
政府機関のNSP(国立公園局)が中心となり保護している地域で国の
天然記念物や特別記念碑も含まれ公園だけでなく様々なものが指定されています。
公園は保護地域に指定され、NSPとボランティアの協力で大切に保護されているのですが、
その殆どは観光目的優先に開発されることなく自然のままの状態、(時には良い意味でほったらかし)で維持されてきた努力がわかります。
自然を楽しむという事は私たちも保護する一員として自然と共存しなければと思います。
1872年イエローストーンが世界で初めての国立公園に指定されましたが、動物の密猟、観光客による自然破壊が続きその管理は無いに等しいものでした。
1916年 アメリカで政府国立公園局が設立され、自然保護、国民との自然景観の共有を図るため道路や宿泊設備の整備などに予算づけが行われるようになり、
2008年現在では公園その他、管理地域を含め381か所のユニットが指定され内、国立公園に指定されているユニットは51か所になりました。最も広い公園も
イエローストーンで8999km² もあり、これは四国の約半分、鹿児島県とほぼ同じ大きさにもなります。ヨセミテ国立公園やザイオン国立公園も規模は大きく
ヨセミテで3081km²、ザイオンは593km² あり、ポイントを絞って周るのもよしですが、十分楽しむには数日かけてビューポイントを周ることを
おすすめします。
世界遺産
イエローストーンやグランドキャニオン、ヨセミテ国立公園等いくつもの公園が指定されています。
アクティビティ
園内では、景色の観賞だけではなく、トレッキングやキャンプ、つり、サイクリングなど、トレッキングは10分位の散策から
1日かけて行うものもあり、公園によって出来るアクティビティは様々です。
シーズンと営業時間
公園ごとに開園シーズンや営業時間が異なります。年中開園している所、冬期閉鎖する所、熊出没で進入制限する公園、状況によって変更されます。
入園
入園料が1人+車1台につき$10~30前後かかります。入園ゲートで支払いを済ませると公園MAPとレシートを貰えます。公園によっては
ビジターセンターで払う事もあります。レシートはパスになっており有効期間が書かれています。(たいてい1週間)それを見せるとその期間入退園可能になります。
装備と情報収集
管理されている公園であっても、基本的には手付かずの大自然をそのまま残している公園がほとんどです。
ほんの少しのトレッキングでも舗装されていない道や、ちょっとした岩に登ったり、砂道、岩道、泥道・・・
ビューポイント目指して歩いていたら急に(柵や手摺のない)断崖絶壁なんて場所もあります。
入園したらまずはビジターセンターで公園情報を入手しましょう。
服装は軽い散策程度なら動きやすい服装と歩きやすい靴(スニーカー等)。長時間のトレッキングにはそれなりの装備と事前の
情報収集が必須です。何れにしても相手は自然ですので油断は禁物です。